Indeed(インディード）の新指標【応募完了率】とは？

応募完了率とは

「応募完了率」は、Indeed（インディード）のアナリティクスの概要欄から
見ることができるようになった、新しいデータです。

管理画面の
アナリティクス ⇒ 概要 ⇒ スポンサー で確認できます。
(※テスト機能のため、表示されない可能性がございます。)

ぜひ実際の数字を確認してみてください。

「応募完了率」は、
直接投稿の場合は「応募ボタンを押して必要項目を入力した比率」、
クローリングの場合は「採用HPに遷移してから応募までに至った比率」になります。

これを見ることによって、ユーザーが応募を開始してから
(応募ボタンを押してから、または採用HPに入ってから)
どれくらい離脱しているのかがわかります。

計算式にすると
応募完了率 ＝ 応募を完了したユーザー数 ÷ 応募を開始したユーザー数
となりますので、逆算することで

・応募開始数（応募ボタンを押した数）
⇒　応募数（応募完了数）　÷　応募完了率

・応募開始率(クリックしてから応募開始した数)
⇒　応募開始数　÷　クリック数

等も合わせて調べることが可能になります。

応募完了数が期待に沿ったものではない時、
どこに問題があるのか、何を改善すればよいのかを分析する際に役立つ指標となります。

応募完了率の平均値

弊社の運用アカウントを調べてみたところ、
応募完了率は30%、応募開始率は2.5%ぐらいが平均でした。

これより低いのであれば、改善の余地がありそうです。
判断基準の参考として、求人の具体的なケースに関して
いくつか実際の数値をご紹介致します。

■ドライバー×直接投稿

応募完了率：57.14%、応募開始率：2.65%
通常よりも応募完了率が高めのとても良い事例です。
応募フォームの内容や求人詳細の記載の仕方も、よく練られたものになっています。

■介護×クローリング×Indeedエントリー

応募完了率：46.59%　応募開始率：1.91%
応募完了率が高く、応募開始率が低めの求人です。
このような場合、表示回数やCTR等他の指標も見てみましょう。
原稿が古いものになっていたり、今一度ターゲットを絞りこむ必要があるかもしれません。

■土木・建築×直接投稿

応募完了率：26.32%　応募開始率：1.76%
こちらも応募開始率が低いケースです。
詳細を見たユーザーがかなり離脱してることになりますので
案件詳細の内容に問題がある、または一覧表示と求人内容に剥離がある可能性があります。

■専門職×派遣×クローリング

応募完了率：6.52%　応募開始率：3.13%
こちらは応募完了率がかなり低いケースです。
こちらはクローリング案件なので、採用ページに何かしら問題がありそうです。

上記はほんの一例です。
職種や業種、求人の掲載方法、求人内容によって数字はかなり異なってきますので
もっと詳細に知りたい場合は、弊社までお問合せください。

応募完了率の改善方法

まず前提として、応募完了率は高ければ高いほど良いです。

応募意欲のあるユーザーが、応募ボタンまたは採用ページをクリックしてから
応募を完了させるまでの間に離脱をしてしまう、という残念な状況が
多ければ多いほど、応募完了率が下がります。

せっかくの採用候補者が減ってしまう、というこのような流れは
本来あってはいけませんので、できるだけ早急に改善しましょう。

それでは、どこを、どのように改善すればよいのでしょうか？

【直接投稿の場合】

直接投稿の場合、応募完了率が低いのであれば、
下記が原因として考えられます。

・質問項目が多い
・募集に必要ない質問項目が設定されている
・求職者が答えたくない質問項目が設定されている

応募完了率向上のためには、質問項目をできる限り絞るように努めましょう。
入力フォームは、最初から最後までがファーストビューに収まっているのがベストです。
ゴール地点が見えていると、ユーザーが入力を負担に感じにくいためです。
今一度、現在の内容が本当に必要な質問項目かどうかを検討してみて下さい。

【クローリング案件の場合】

クローリング案件で応募完了率が低い場合は
採用HPに遷移した後のフローに問題があると思われますので
下記が原因として考えられます。

・質問項目が多い
・回答欄が入力しにくい(すべて自由記述など)
・応募フォームが見当たらない、見づらい位置にある
・採用サイト自体が見づらい、使いにくい

応募完了率向上のためには、
直接投稿のときと同様に質問項目を絞るほかに
採用ページに設置してあるフォームの使い勝手を見直しましょう。

選択肢をプルダウンやラジオボタンにしたり
入力エラーがその場でわかるような設定にするなど、
応募者がストレスなく入力を進められる環境にあるか確認してみましょう。

また、Indeed（インディード）からの流入の場合は
すべて応募フォームを遷移直後に表示させるようにするほか
場合によっては採用サイトの改修や
Indeed（インディード）は直接投稿へ切り替える、などの方法も検討してみてください。

今回は、Indeed(インディード）の新指標「応募完了率」についてご紹介しました。
せっかくの応募者を取りこぼすことなく、面接・採用につなげていくために
とても重要な指標となりますので、ぜひ活用していきましょう。

また、応募完了率の他にも、アナリティクスでは様々なデータを確認することができます。
それぞれの指標を日々確認し、データをもとに運用していくことで
御社に合った施策や、採用活動の方向性が分かってきます。

まずは実際に自社の求人データを確認し、今回ご紹介した平均値と比較してみてください。
そして改善に向けて様々な施策を検討し、日々データを確認してPDCAを回し、
効率的な採用活動につなげていきましょう！

弊社では、Indeed（インディード）を利用した自社サイト集客・求人内容改善を行っています。
運用に関してもっと詳しく知りたい、相談したいという採用担当者様は、下記よりぜひお気軽にお問い合わせください。