2013年採用:4月の採用活動のポイントは?

4月に入り大手の13年新卒採用の計画が発表されています。日立製作所は12年度比20%減の計画ですが、富士通、NTTデータは12年度並みの採用計画としています。また、野村ホールディングスなど国内大手証券4社は今年度より約13%増加して1580人となる見通しのようです。これは、日経平均株価が東日本大震災前の水準に回復していることや、実質国内総生産(GDP)の2次速報値が上方修正されるなど景気が回復基調にあるとの見たてが背景にあります。

 

 採用計画数の増加は、日本国内の学生の就業機会につながると考えられますが、一方で大手企業の新卒入社者に求める要件が高度化しているのも事実。英語力やIT・会計・法務などの専門知識を求める要件として掲げるほか、「グローバル要員」であることを採用広報時から訴求し、チャレンジ精神やスタンスを確認したいという意向もあるようです。結果的に大手における採用プロセスでは、「欲しい人材」の集中化が起こり人材の争奪戦となりやすい一方で、基準に満たない「普通の学生」はなかなかチャンスを得にくい状況にあるといえます。

 

 このような環境は中小企業の採用にどのような影響があるのでしょうか?一つは、従来では接触しにくかった層の大学や学部の学生が、より広い選択肢を求めて企業探しの幅を広げてくることが想定されます。このような状況で留意したいのは、大学名などのスペックだけで学生を判断しないことが挙げられるでしょう。これは新卒採用に限った話ではありませんが、人事担当者の方から、「○○出身だから大丈夫だと思ったけれど」と入社後になって、採用のミスマッチを悔やむ声をお伺いすることもあります。大切なことはあくまで「自社に入社し、組織風土にとけこみ、戦力として活躍できるか」にあります。自社の求める人材要件から逸脱することなく、面接の場面でじっくり話を聞き、見極めをしていく必要があるでしょう。また、13年度の新卒採用はエントリー数や学生の企業との接触が若干遅れているのでは?というお話をお伺いします。どうしても学生の企業探しは「大手から、中小企業・ベンチャーへ」と進んでいく傾向があるため、まだまだ学生が企業を探しきれていない状況にもあるようです。

 

 そろそろ本格的に面接に取り組まれるタイミングというご担当者も多いかと思います。今月は、自社にマッチする可能性が高い学生を見極めるための面接を行うとともに、5月の大手の採用が一旦落ち着いた後に再度動きだす学生に向けて、自社の認知の機会を提供することも必要でしょう。就職情報サイトの他、FacebookTwitterなどのソーシャルメディアなども活用してまだまだ学生とのタッチポイントを増やし続け、学生の認知と興味喚起を促すことで、短くとも5月半ばくらいまでは、母集団形成を継続していくことが有効です。

 

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