課長と一般社員のコミュニケーション、 コミュニケーション認識にギャップ

公益財団法人日本生産性本部は3月29日、職場のコミュニケーションに関して課長職と一般職の意識を比較した調査結果を発表しました(「職場のコミュニケーションに関する意識調査」)。

認識のギャップがある

調査結果によると、課長・一般社員ともコミュニケーションは取れていると感じている一方、両者で認識のギャップが生じていることがわかりました。たとえば、「職場では有益な情報が共有されていますか?」という設問について、課長の68.0%は「共有されている」と感じているのに対し、一般社員の約半数(53.8%)は「職場では有益な情報が共有されていない」と感じています。「部下または後輩が言いたいことが理解できますか?」という設問についても、課長の88.9%は「理解できる」と答えているのに対し、4割に近い一般社員が上司は自分のことを「理解していない」と感じています。

聴いているつもり、褒めているつもり

「部下または後輩の話をどのように聴いていますか?」という設問については、約9割の課長が「じっくり聴く方だ」と答えていますが、一般社員の3割が「あまり聴かない方だ」と答えています。このギャップは「聴く」ことに対する認識とスキル(能力)の不足が原因と考えられます。「仕事で成果を上げたり、他の見本になる行動をとった部下に対し、どのように対応していますか?」という設問については、9割の課長が「褒めている」と答えています。しかし、「上司はあなたを褒めますか?」という設問について、半数の一般社員が「上司は褒めない方だ」と感じています。褒めることの効果については十分に理解されており、課長自身は褒めているつもりでも、部下側に伝わっていないことがわかります。
その他、本調査では、課長・一般社員とも人間関係の構築に苦手意識があることや、自身や組織の将来に不安を感じていることなどがわかりました。

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