パーソナル・リーダーシップで仕事を進めろ! ~9つのビジネス筋トレ~

 成果が上がらない人、自身の仕事やキャリアに満足していない人には驚くほど共通する、「考え方」と「行動」の特徴があります。

頑張って働いているのに成果が上がらないのは、悪いクセ(習慣)があるから

1、「自己理解」なしに「試合」ができるはずがない ~3つのトレーニング(価値観、スキル・知識と動機、性格)
2、今期の目標、ノルマ、目の前の仕事しか見ていない
3、自分自身を固定観念で決めつけている
4、仕事を熱心にやり過ぎて視野狭窄(きょうさく)に陥っている
5、仕事やキャリアは日々自分で「判断」しているということを意識していない
6、自分の意見は言うべきではないと考えている、または、伝えようとしてもうまく伝わらない
7、評価が低いのは相手のせいだと思っている
8、「直感」を殺して「頭」ばかり使っている
9、他人の「評価」を気にして仮面を被っている

 わたしは、いままで2社で人事の責任者、その後複数のベンチャー企業や中小企業の社外取締役、社外監査役として多くの人たちの採用に関わってきました。また、多くの企業でキャリア自律研修やリーダーシップ研修を行い、意識調査をし、多くの中堅そして幹部社員たちを見てきました。受講者数は、1万人近くになります。そうやって多くの人たちを見てきて分かったことです。

運動と同じように、キャリア開発にも「筋トレ」が必要

 スポーツがそうであるように、ビジネスで活躍し、キャリアを開発するには、それに必要な「筋肉を鍛えるトレーニング」が大切になります。日本では、キャリア開発の歴史がまだ浅いため、このように重要な、そして当たり前のことがほとんど語られてきませんでした。

 スポーツの世界では、全くの初心者がいきなり試合に出るなどということはありえないでしょう。ところが、ビジネスの世界ではそういうことはしょっちゅう起こります。新入社員が教育研修もほとんどないまま、いきなり飛び込みセールスをやってこい、と命じられます。あるいは、新人なのにプロジェクトを任せられたりもするのです。OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)という名の下に。それでもなんとか頑張り、仕事に慣れるにつれほとんどの人はなんとか回せるようになります。

 もちろん、そうしているうちに、仕事はなんとかできるようになります。しかし、あなたのキャリア開発という点からみると、知らず知らずのうちに悪いクセ(習慣)が身に付いていってしまうのです。あなたは、「仕事に必要なスキルや知識の習得、資格取得のために勉強をしている」と反論するかもしれませんが、それは会社や上司から求められ、与えられた仕事の役割や業績目標を達成するために必要だからやっているのではないでしょうか。

 言われたことをやること、求められているものを身につけることは重要です。しかし、あなたがビジネスで成功できるよう、キャリアを自ら開発するためには自ら設定した目標のために自ら意識して正しく「練習」することが重要です。そして、それは決して仕事に限定したことではなく、あなたのプライベートも含む広い意味でのキャリア=人生、を満足に送るにも必要なことなのです。仕事とプライベートライフの両方の充実があって、初めて「仕事をしていて楽しい」「満足すべきキャリアを送っている」「自分の将来を考えると、ワクワク、ドキドキする」と思えるのです。

鍛えるべき4つの部位と9つのトレーニング

 上司、会社、市場から評価され、満足すべきキャリアを送り、将来に希望を持ちながら楽しそうに働いている人は、何が違うのでしょうか?

 一言で言うと、彼らはそうなるべく「練習」を重ねているということです。以前より「サラリーマンほど”練習”しない人種はいない」と、いわれています。

 周囲から評価、自身の仕事やキャリアに満足している人には、上記9つと正反対の驚くほど共通する、「考え方」と「行動」がありました。それは、それぞれの、悪いクセを矯正するためのトレーニングと考えてください。9つは大きく4つに分類しました。1~3は「自己」、4~5は「環境」、6~7は「対人関係」、そして8~9が「コア」です。コアとは身体で言うと、体幹・中心軸です。

「自己」
1、「自己理解」なしに「試合」ができるはずがない ~3つのトレーニング(価値観、スキル・知識と動機、性格)
2、「ビジョン」を描き、人に宣言する
3、「楽観と柔軟」は鍛えられる
「環境」
4、「環境理解」なしに仕事をするのは目隠しして走っているのを同じ ~環境分析からあなたの行動を考える
5、常に「状況判断」するクセをつける
「対人関係」
6、日本人に最も必要な「アサーション・表現力」を高める
7、「影響力・対人手腕」は仕事に限らず人間関係の基本
「コア」
8、「直感」を磨くことは人生を深めること
9、常に100%「自分自身でいる」ことを目指す

 なんだか、とても重いダンベルを使った「筋トレ」になりそうだと感じるかもしれませんが、だれでもやり方さえ分かればできるようになりますので心配はいりません。もしあなたが、「いやあ、自分にはとてもこの人のようにはできていないし、無理だ」と思ったとしても、心配無用です。できていないのは、能力の問題ではなく、方法を知らないために練習していないだけですから。

パーソナル・リーダーシップとは

 言うまでもなく、リーダーシップとは、部下がいようがいまいが発揮できるものです。それがまず自分に対して発揮されるとき、分かりやすくするために、パーソナル・リーダーシップと呼びます。

 それは、別の言い方をすると「自律」ということです。その反意語である「他律」ではないということです。「他律」とは、自分がこうなのは、親のせい、上司のせい、会社のせい、世の中のせい、と考えることです。自分以外の何ものかにコントロールされていると考えることです。「自律」とは、結果も含めてすべて自分の意思で選択していると引き受けることです。

 前述の通り、わたしは人一倍多くの人を間近に見、接してきたと自負していますが結論は以下のようなものです。

 世の中には2種類の人間しか存在しない。それは、「自律」した人間か、それ以外かだ、と。

 1社に勤め続けている、転職、独立しているかは関係ありません。同じ会社に勤め続けていても、自律意識をもって働いている人は大勢いますし、何度転職しても、独立起業していても「自律」していない人はいくらでもいます。さて、あなたは、自分のキャリア、人生を自分でコントロールしますか、それとも誰かにコントロールされたままにしますか。それは、自分で選択することなのです。

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